不具合箇所を早期に発見する事が建物を長持ちさせる秘訣です。
現在、建物の屋上がどのような劣化状況か、工法別チェックリストで診断が可能です。
各チェックリストはPDF形式になっています。
ぜひ一度、ご自身で屋上のチェックをしてみてください。
床面がコンクリートにて仕上げられている防水工法です。
仕上げのコンクリート面には約3mおきに目地が走っています。
防水層はコンクリート下に施工されているため、直接確認することはできません。
アスファルトルーフィングが露出した防水工法です。
表面に砂がコーティングされた約1m幅のルーフィングシートが貼られている工法です。
紫外線からの保護のために表層にはシルバー色などのトップコートが塗られていることがあります。
シート同士の重ね幅は約10㎝です。
露出仕上げの場合には防水層の状態を直接確認することができます。
合成高分子系シートが露出した防水工法です。
表面がつるっとした約1m幅のシートが貼られている工法です。
合成高分子系シート防水は塩化ビニル樹脂系シート防水、加硫ゴム系シート防水の2種類が一般的です。
塩ビシート防水の場合には、シート同士の重ね幅が約4㎝、
加硫ゴム系シート防水の場合には、シート同士の重ね幅は約10㎝です。
屋根全面に塗膜防水が塗られた防水工法です。
屋上にて液状の塗膜防水を塗布するため、シート防水とは異なりつなぎ目のない仕上がりとなります。
塗膜防水には様々な種類がありますが、最も多く採用されているウレタンゴム系塗膜防水は、伸縮性・弾性に優れているため、爪を立てて触るとゴム弾性を感じられます。