改質アスファルト系シート防水 常温粘着工法とは、裏面にゴムアス系粘着層のついたルーフィングを貼り付け転圧し防水層を形成する、貼る工法です。 品質管理された工場において、シート状に製造されているため、物性・寸法(厚さ・幅・長さ)などのばらつきが少なく、均質な防水層を形成します。
単層防水を比較すると施工面ではヒューマンエラーが起こりにくく、性能面でも表層での不具合が漏水には直結しないという点で優れた工法です。
アスファルト系の積層防水層は、雨水や熱・紫外線、 躯体の挙動、 コンクリートのアルカリ成分等の影響により、 表層と下層から劣化が進 行していきます。 「かぶせ再生工法」 は、 既存と新設の防水層が相互に劣化因子を抑制する働きをすることで、 新旧が一体化した防水層全体の耐久性が向上します。
アスファルト系防水はかぶせ工法を採用することで、耐久性の向上が期待できます。
トーチ工法は副資材の少ない工法です。特に単層仕様の場合には、主な使用材料はプライマーまたは下地処理材と砂付きルーフィング、トップコートの3種類となるため、アスファルト系防水工法を選定したいが、コストをできる限り抑えたいケースで採用されることがあります。
アスファルト系防水工法は単層仕様(1層防水)と複層仕様(2層防水)を選ぶことができます。 一般的なシート系防水材料は単層仕様のみとなりますが、既存防水層の状態を考慮し新規防水層のグレードを選ぶことが可能です。
トーチ工法は、単層仕様と複層仕様がございます。 複層仕様については、密着工法と絶縁工法に分かれます。
下地に対して、ルーフィングを1層施工する工法です。 ※改修工事にて、既存防水層へのかぶせ工法の際に多く採用されています。
下地に対して、ルーフィングを2層施工する工法です。
密着工法
通気絶縁工法
複層仕様
2層ともトーチバーナーでルーフィングを焙り貼り付ける工法です。 下地に対し、密着工法となるため、漏水が発生していないなど、既存下地が水分の少ない場合に有効です。
複層仕様
1層目は通気層のある粘着層付ルーフィングを貼り、2層目にトーチバーナーで焙りながらルーフィングを貼り付ける工法です。 1層目には通気層があるため、下地に対し、絶縁工法となるため、既存下地が水分の多い場合に有効です。 脱気筒を設置することで、防水層の膨れを抑制します。 ※外断熱仕様もございます。(工程図は非断熱工法となります)