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塩化ビニル樹脂系シート防水

塩化ビニル樹脂系シート防水とは?

塩化ビニル樹脂系シート防水(以下、塩ビシート防水)とは、軟質塩化ビニルを原料とするシート防水材を貼って防水層を形成する、貼る工法です。

品質管理された工場において、シート状に製造されているため、物性・寸法(厚さ・幅・長さ)などのばらつきが少なく、均質な防水層を形成します。

 

材料の種類と特徴

  1. 塩ビシート防水はトップコート無しで仕上げることが可能です。
  2. 塩ビシート防水の原料となる軟質塩化ビニル樹脂は、硬質塩化ビニル樹脂に可塑剤 (油分)を添加し、シート状の柔らかくしています。 経年により、可塑剤が抜け出てしまい、シートの硬質化や縮みが発生することがあります。
  3. 塩ビシートは溶剤や熱風により溶ける性質があり、防水層のジョイント部は一体化します。  そのため、単層防水でありながら、信頼性の高い防水層を形成できます。

 

“塩ビシート防水のジョイントは一体化”

他のシート系防水材とは異なり、ジョイント部は貼り重ねているのではなく、一体化しています!

防水層完成後は大きな1枚もののシートで防水層が出来上がっているイメージです。

 

メリット どんなケースに適している?

1.工期を短くしたい

塩ビシート防水は単層防水であるため、工程が少なく工期短縮が期待できます。

2.安価に施工したい

塩ビシート防水は単層防水であるため、工程も少なく比較的安価に施工が可能です。

3.室内への音、振動はある程度許容できる

機械的固定工法を採用する場合には、アンカー固定に伴う音や振動が階下に響きます。

1㎡あたり2.5か所ほどアンカー固定を行うため、作業時の音や振動に対して許容可能な案件に対して採用が可能となります。

※接着工法の場合にはアンカー固定は伴いません。

 

工法のラインナップ例

塩ビシート防水

塩ビシート防水は、下地に直接シートを貼り付ける密着工法と

緩衝シートをはさみシートを固定する機械的固定工法の2種類があります。

それぞれ、断熱仕様、非断熱仕様を選択可能です。

 

 

 

密着工法

下地に対して、ボンドにて塩ビシートを貼り付ける工法です。

コンクリートやモルタル、ALC下地に対して施工が可能となります

新築工事で採用することが一般的です。

改修工事の場合には既存防水層を撤去した場合に採用が可能となります。

機械的固定工法

粘着層のない緩衝シートをディスクとアンカーにて機械的に固定し、ディスク表面の塩ビ樹脂と塩ビシートを溶融着させる工法です。

下地種別や状態にほとんど影響を受けないため、改修工事で多く採用される工法です。

ただし、規定以上のアンカー固定強度が必要となるため脆弱な下地に対しては採用ができません。

また、アンカー固定時には音と振動が伴います。

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